動物と暮らす

コラム

テレビでも動物を取り扱う番組がずいぶん増えたように思います。私の近所でも犬を散歩させている人が増えました。今回は動物と暮らすことについて書いていきます。

動物とのふれあいと心の健康

動物と触れ合うことによって、人はストレスが軽くなったり、沈んだ気持ちが癒されたりするということはよく聞かれます。これは動物と触れ合うことにより、実際に血圧が安定したりと本当に健康に良いという効果がみられるようです。

私の知っている会社の代表者の方も、大切な会議の前には必ず猫カフェに行くといいます。これももしかすると単に猫が好きというだけではなく、知らないうちに自分にとって健康的な行動をとっているのかもしれません。

そういった効果もご存じで、習慣にしているのなら、それもまた素敵なことですね。

ハムスターとの生活

数年前に私の父が亡くなり、家族の気持ちが沈んでいるときがありました。そんな気持ちを癒すためにハムスターを飼い始めました。子供たちはとてもハムスターをかわいがりました。実は意外にも一番ハムスターを気にかけていたのは、動物嫌いな母でした。

母は動物が大嫌いで、ハムスターもさいしょは「ねず公」と呼んで、あまり興味がない様子でした。でも、家族が長時間外出していたりしたときに、ハムスターの様子が気になり覗いてみたりしていたようで、ちょっとずつコミュニケーションの時間が増えました。

ハムスターは小さいですが、警戒心が強く、最初のうちはなかなか飼い主になれない子もいるようです。我が家のハムスターもそうでした。もともと暴れん坊だったので、最初は家族のだれも触らせてくれませんでしたが、だんだん慣れていきました。

慣れてくると情が移るのが人ですね。母もそうでした。心配でのぞき込んでいただけだったのが、おなかが減ってないかとか寒くないか熱くないかといろいろ気になりだし、餌を手からあげることができるまでになりました。

楽しそうにハムスターとゲージ超しに話をしている姿も見かけるようになりました。

我が家のアイドル

動物にも死は訪れる

ハムスターの寿命はわずか2年といわれています。私たちもハムスターを飼い始めて2年が近づいてきたころは、毎日帰宅するときにハムスターが今日も元気かどうか心配でのぞき込んでいました。

我が家のハムスターは2年半ほど生きた後、静かに息を引き取りました。

我が家に笑顔と癒しをもたらしてくれた大切なハムスターの亡骸はみんなで庭に埋葬しました。どうしようもないさみしさでみんなで涙を流しました。

その後、数日間はさみしくてハムスターのいたゲージを掃除することすらつらくてできませんでした。いわゆるペットロスです。ペットロスは言われようもない感情で、胸が苦しくてつらいものでした。

それでもハムスターのいた2年半はなににも代えがたいものとなりました。今でもスマホのハムスターの写真は大切に保管をしています。

動物の命を大切に

ハムスターが死んでしまったから、新しいハムスターをと考えていたら、子供に諭されました。簡単に次のハムスターを飼ったら、亡くなったハムスターがかわいそうだと言うのです。

たしかにその通りだと思います。人間は動物と触れ合うと健康効果があったり、精神的に安定したりするといわれますが、じゃあこちらの勝手な都合で次から次へと動物を飼うというのはなんか違う気もします。そうです、子供のほうが動物の命をちゃんと尊重していたのです。

大切な命を迎え入れるには、受け入れる側もしっかり準備をして責任をもって飼うことが必要ですね。

ではまた!

参考URL:人を治す「ペットが持つパワー」とは(養命酒HP)https://www.yomeishu.co.jp/genkigenki/trivia/060721/index.html


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