資格などに挑戦する場合に、まずは整えておきたいのがメンタル(精神)だと思います。メンタルが弱ければすぐにくじけて挑戦をやめてしまうことになりかねません。
私も「今日は仕事で疲れたし」とか、「なんか気分がのらない」という理由でさぼったら、もともとの計画から大きく遅れてしまったことがあります。そんなとき、「やめちゃおっかな?」という声も聞こえます。
そして、やらない日が数日続いたら、もう坂を転げ落ちるしかない事態になります。ちょっと恥ずかしいですけど、今回は資格試験とこころの在り方について私の失敗談を中心にお話しします。
挫折のきっかけは些細な事
計画を立てて時間を決め、勉強を毎日コツコツやろうと考えて数日が経った頃のことです。仕事があまりにハードで、決めていた時間に勉強をできない日がありました。
その日は勉強をせず、休むことにしました。次の日は必ずやるつもりでした。
次の日になると、今度は頭が痛くなりました。無理をしたらさらに痛みが増しそうです。
そんなわけで、その日も勉強をしませんでした。2日連続で勉強しないと、へんな焦りと考えがわいてきます。
もう試験に間に合わないんじゃないの?このまま再開したって意味ないじゃん。
挫折はこういったことから静かに始まります。
決めていたルーティーンを外れると、どんどん自分を甘やかしてしまいます。やらない理由がいっぱい見つかるのです。
3日たち、1週間たち、果ては1か月たち…
挫折から復帰する方法
そんなずるい私が挫折から復活したのは、意外にも私が普段敬遠している人の言葉でした。「まだ、司法書士とってないの?」
これはパンチが効きました。その言葉に怒りで体中が震えました。それと同時に「絶対取ってやる!負けないぞ!」という強い気持ちがわいてきました。
そこからはまた毎日勉強をコツコツするようになりました。しかし、普段からあまり気にしないタイプの私の怒りはそんなに長くは続きません。
ゴールを長期的に見据える
怒りが収まったころ、継続的に勉強できるモチベーションって何かなと考えてみました。それは司法書士を取ったら自分がどうありたいのかを具体的にイメージすることでした。
私は司法書士を取ったら、仕事を通じて私と私の周りの人が気持ちよく毎日を過ごすことができることを目指しています。そのためには、資格を取る事だけでなく、その後も勉強や経験を深めて専門性の高い司法書士になる必要があると考えています。
お客様、仕事でかかわる方々みんな「この人に頼んだら安心」という人と一緒に仕事したいですよね。なので、いま活躍されている司法書士の先生方がどのように考えてどんな活動をしているのか、どんな先生が理想なのかを勉強の合間に調べています。
そしてその先生方の写真を保存して、ときおり眺めたりしています。また、司法書士には弁護士と同じようにバッジがあります。
バッジは五三桐花という桐の花をモチーフにしたとても洗練された素敵なデザインです。バッジをいただいたらどんな気持ちになるのかを想像して画像を保存してこれも勉強の合間に眺めています。
資格取得をゴールとせずに、自分の人生全体で資格を取る意義を考えるようにしたら、モチベーションもぐっと上がりました。
まとめ:挫折の機会が訪れる前に準備しておこう
挫折は誰にでも訪れると思います。私の場合は挫折から這い上がる機会をくれたのは、意外な人からの言葉でした。
でも、いつもそうとは限りません。なので、挫折する前に事前の準備をしておくことをおすすめします。
なにかをやり遂げたいときには俯瞰してやり遂げた先に待っている世界を先に創造しておきましょう。イメージがしっかりできていると、意志も固くなるはずです。
創造してしまったんですから、あとは実現するだけですね。
ではまた
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