今まで仲の良かった親子でも子供の成長に伴って、離れ離れで暮らすようになる時期が来ます。そんな時に親がさみしくて精神的にバランスを崩してしまうことを、からの巣症候群と呼ぶそうです。
からの巣症候群は母親がなりやすい?
私の周りでも、遠方の大学に進学するために親元を離れ、一人暮らしを始める子が多いです。そんな時に強いさみしさを感じるのはお母さんが多いように思います。
私の知り合いの女性も息子さんが大学に行くために遠方で一人暮らしを始めたそうです。とても仲のいい親子で、息子さんはメールやSNSで頻繁に連絡をくれるそうですが、それでもさみしくてふさぎ込んでしまった時期があったそうです。
生まれたときから母と子は結びつきが強いので、離れて暮らすことは母親にとって強いストレスになるのかもしれません。
さみしい気持ちをどうすればいいのか
私も二人の子供がいます、一人はすでに東京で一人暮らしをしていて、手を離れています。下の子も来年には進学の予定です。
襲ってくるさみしい気持ちはどう乗り切ればいいのか?実はからの巣症候群は私の危機でもあるのです。
どうすればたとえようのないさみしい気持ちに打ち勝つことができるのか。それには自分が熱中できる何かを見つけることが大事なのだと思いました。
例えば、好きな芸能人を見つけてライブなどに行ってみるとか、没頭できる趣味を見つけるとか。あと、動物を飼うのも精神的にとても安定するようです。
たしかに、我が家でも父が亡くなった時にさみしさを癒すためにハムスターを飼い始めました。小さな動物と触れ合うことで家族間で会話やコミュニケーションが増えました。
子供はそれどころではない
一方で、離れて暮らす子供はどうでしょうか。我が息子もそうですが、たいていの子は新しい環境に慣れること、また、新しいことを習得することで精一杯です。離れた親を感傷的に思い出す機会は少ないようです。
そういった面からみても、お母さんがいつまでもさみしがっていては子供にとってかえって負担になってしまいそうです。
最終的には時間が解決する?
「あらー最初はさみしかったけど、子供が独立すると時間もできて楽なのよ。」すでに経験済みの先輩方はそう言います。子供が離れて時間がたった方の話を聞くと、意外にあっさりしています。
さみしい思いは最初、どうしたって湧き出てしまうと思います。だって、かわいいわが子と離れてしまうんですから。でも、お母さんも子供と離れて暮らす新しい生活を徐々に楽しんで生き生きと生活していきたいものですね。
子供にとってもその子のたった一度きりの人生を歩めるように。そしてお母さんも自分の人生をもっと楽しめるように過ごす。これが親子ともに幸せな人生を送る術なのでしょうね。
私もさみしさと寄り添いながら、少しずつ自分の人生と向き合っていきたいと思います。
ではまた!
参考にしたHP:医師宮沢あゆみのコラム「空の巣症候群」https://www.ayumiclinic.com/column/0105.html
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