【わかると受かる】即時取得

わかると受かる

即時取得って、言葉の意味は分かりますが、漠然と覚えていました。なので、いざ問題を解こうとしても、問題の意味自体が分からないという状態に陥っていました。

なんでなんで?を繰り返し、即時取得と向き合ったことにより、問題を解くヒントが見えてきました。

即時取得の要件

即時取得は以下の要件を満たさないといけません。

  • 動産であること
  • 前の持ち主は無権利者
  • 有効な取引行為
  • 占有を開始
  • 開始のときに平穏、公然の占有で、前持ち主が無権利者であることにつき、善意、無過失

つまり、動産の所有者でもない人からその動産を取引によって占有して、その事実を知らずに占有をしている場合には、その動産の所有権を即時取得により主張できるというものです。

有効な取引行為

有効な取引行為でなければいけないので、取引の相手が未成年や被後見人などの制限行為能力者であるときには、即時取得とはなりません。

同じ理由で、無権代理人や取引に錯誤がある場合には、有効な取引とならず、即時取得とはなりません。

ただし、相続では即時取得はできない。

占有とは

即時取得が認められるためには、現実の引き渡し、簡易の引き渡しなどが必要だが、占有改定は認められていません。なお、指図による占有移転は即時取得が認められます。

平穏、公然、善意、無過失は推定される

占有開始のときに平穏、公然で、前持ち主が無権利者であることにつき、善意、無過失 であることという要件が付いています。

これは、特に証明する必要はなく、勝手に推定されます。

即時取得と盗品、遺失物

動産を無権利者から有効な取引行為を経て占有すれば、即時取得できるとすると、盗品や遺失物ももともとの持ち主が返して。ということはできないのでしょうか。

さすがにそれはできます。盗品は盗まれてから、遺失物は無くしてから2年間は占有者に返してということができます。

しかしながら、占有者が競売や公の市場で商人から買い受けたようなときには、お金を払って買い取らなければなりません。

即時取得まとめ

即時取得とは

  • 前の持ち主が無権利者で、その人から有効な取引行為で動産を引き渡されて占有すること
  • 占有改定では即時取得できない
  • 制限行為能力者や無権代理人からの取引では即時取得にならない
  • 錯誤による取引も即時取得にならない
  • 相続では即時取得できない
  • その動産が盗品や遺失物だった場合には、盗まれたときや無くなった時から2年間は盗まれたり無くしたりした人から返してといわれる可能性がある。

まずは要件と例外をよく理解したほうがよさそうです。何回も見直しして、かみ砕いていきましょう。

ではまた!

参考にした書籍

ポケット六法(有斐閣)

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